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マンション管理組合の防災対策

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大規模な災害が発生すると、公的な支援を期待することが難しくなります。マンション居住者の救助・応急手当・消火活動など一刻も争う事態では、居住者が協力して取り込むことが被害軽減につながります。
迅速な対応に必要な災害備蓄品は保管場所を居住者に周知し、使用方法の確認や管理を定期的に行いましょう。

マンションにおける災害対策の考え方

災害時に「誰かが助けてくれる「行政や管理会社が何とかしてくれる」という考えを持つのは大変危険です。
行政機関や管理会社も被災者になる可能性があります。災害時には「外部からは誰も助けに来ない」、「自分たちの財産・マンションは自分たちで守る!」というという覚悟をもち、事前の備えをしておくことが大切です。

1.リスクの想定

置かれている状況を把握し、どのような対応が必要か具体的に検討し、備蓄品を選定しましょう。

2.優先順位の決定

全ての備蓄品を一括購入するのは負担が大きくなるため、購入計画を立てましょう。

3.備蓄品保管場所の確保

マンション内に防災倉庫設置のスペースがない場合は各家庭で備蓄品を置いておくなど、分散して保管する方向で考えてみましょう。

4.マンションの備蓄場所と運用ルールの設定

どんな体制でどのように運用すべきかを想定し、備蓄場所と運用ルールを決めた上で購入しましょう。

5.居住者名簿、要援護者名簿(高齢者、障害のある方)を作っておく

この二つを作成しておくことで災害時の避難救出活動を行内に当たり、適切な支援が可能になります。

マンションの災害対策本部の組織図(例)

自主防災組織の構成員になる人は、実際にマンションに居住し活動している方です。
強制的にではなく、マンションに居住する方がみんなで協力して防災組織を作りあげていくという気持ちが大切です。防災に関心の高い方や専門知識や技術を有する方がいれば、ぜひメンバーとして参加をお願いしましょう。

  • 本部長

    副部長 救助救護班 生活班 消化班 避難誘導班 に指示する

    全体指揮

    本部からは動かず、副部長からの情報をもとに対応策の優先順位を決定して指示をする。本部長は平時から防災活動をしていくため、専任者であることが望まれる。

  • 副部長

    情報班 に指示する

    被害情報・居住者情報の統括、通報連絡

    本部から動かないこと。情報班からの情報をまとめ、本部長が判断しやすいように全体の被害を把握し伝達する。また、被害に応じて、関係機関に速やかに連絡する。

  • ヘルメット(班ごとに色を変える) 投光器 ランタン 発電機と燃料 コードリール 無線機 防災ラジオ テント 情報シート ノーパンク自転車 電池不要の懐中電灯
  • 救助救護班

    救助、応急手当、搬送

    平時より居住者名簿から単身者の閉じ込めなどを想定して資機材の準備をする。また、上層階からの搬送する場合の手順を考え、受入先病院の情報も把握しておく。

    救助用工具 脚立 革手袋 ロープ 応急用品 担架 毛布 階段搬送用具

  • 情報班

    移住者安否・建物被害の確認、危険箇所の周知、情報相談の受付・広報

    各階にリーダーをおく。リーダーは自分の安全を確保したら階の被害状況を把握。班長は被害情報を副部長に報告する。また本部の決定事項を掲示等で居住者に周知する。

    無線機 防災ラジオ 携帯充電器 標識ロープ カラーコーン ブルーシート

  • 生活班

    トイレ対策・備蓄品管理

    平時より備蓄倉庫を管理して定期的に品質を確認し、資機材の使用手順を把握する。また、災害時の出費の搬入方法や、必要なものを調達する方法などを考えておく。

    マンホールトイレと専用テント ストーブ 炊き出し用具 リヤカー 非常食 ポリタンク 浄水器 保存水

  • 消化班

    初期消火・火災感知

    平時よりマンションでの火災の発生を予測し、すぐに消火活動に取り掛かれるように必要な資機材を準備しておく。震災時に火災が起きたら、直ちに消火作業を行う。

    消火器 消火用具

  • 避難誘導班

    避難方法・場所の指示、要援護者の避難支援、避難時の誘導

    避難の際に支援を必要とする人を把握しておくこと。災害時に居住者がマンション外に避難する際には、避難先の確認をする。

    ヘッドライト トランジスタメガホン リヤカー

マンションにおける災害対策本部

指示統制、情報収集、被害状況を把握するためには?

近年盛んに危険性が叫ばれている大型地震に備え、各家庭に備蓄品を備えておく、沿岸地位域には土のうなど津波対策を考慮した用品を採用するなど、マンションの地域特性に応じた対策が求められています。

備蓄量の基準

  • 発電機は使用する機器の電力容量に応じて台数を確保(※精密機器を使用する場合はインバータ式を使用)
  • トランシーバー本部組織に属する各班につき複数台配備
  • ラジオはメンテナンスフリーで緊急警報放送ラジオを配備
  • ワンタッチ式担架は複数階の分散して配備
  • 自転車(ノーパンク式)は施設内及び近隣の被害情報収集に

防災対策本部のためのアイテム

マンションでの避難生活<防災備蓄>

マンション居住者に必要な飲料水、食料品、トイレ、衛生用品を防災備蓄しておきましょう。
大規模な災害が発生すると、公的な支援を期待することが難しくなります。居住者の方へ最低でも飲料水や食料品は3日分を配備しておくことをお勧めしております。同時に防災対策本部を設置し、指示統制、情報収集、被害状況を把握する必要があります。

備蓄量の基準

  • 飲料水、食料品は3日分+αを配備
  • 簡易トイレは1人1日5回分を目安に配備
  • 真空パック毛布は本部対策要員に各1枚 帰宅困難者2名に1枚程度

当社だけのマンション管理組合向けの4つのサービス

今までの経験や対応実績より、ご要望の多い対応をマンション管理組合向けにパッケージングしました。
河本総合防災だからできる、購入前から購入後にかけての4つのサービスです。

1.備蓄品のコンサルティング

保管場所、ご予算、ご要望等をヒアリングした上でご購入計画書を作成いたします。ご予算に応じて優先度の高い備蓄品から適切な数量で段階的に購入できるような形でご提案いたします。

2.居住者への説明会の実施

ご購入いただいた備蓄品の使用レクチャー・トレーニングを初回のみ無料で実施いたします。
居住者の皆様が災害時に冷静に対応できるようサポートいたします。

3.引き取り・廃棄サービス

期限切れの備蓄食品や消火器等の引き取り・廃棄サービスを特別価格で実施し、管理組合のご負担を軽減いたします。
期限前の備蓄商品(※1)であれば、無料引き取りの上、福祉施設へ寄贈することも可能です。
管理組合として社会貢献に寄与できます。

(※1)・・・一部お取扱いが出来ない商品もございます。

マンション管理の防災対策をお考えの方へ

避難施設の確保や避難所における良好な生活環境の確保のための防災備品の充実が求められます。
何を備蓄していくべきか防災のプロが無料でお応えします。防災訓練などのご相談もお電話でお気軽にご相談ください。

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